<全国甲南会>のご報告
第 12回 全国甲南会の記録
日 時 : 平成16 年7月10日(土)13時~ 会 場: 平生記念セミナ-ハウス 出席者: 別紙出席者名簿の通り 《開 会》 堀口昭一甲南大学同窓会組織部長の開会で議事に入る。 《参加者紹介》 堀口組織部長より、同窓会役員、各地甲南会出席者の紹介があった。 《開会挨拶》 吉川精一甲南学園同窓会会長 学校と同窓会とは車の両輪の関係であり、学校と同窓会の両輪をつなぐシャフトは、鉄ではなく心と気持ちで出来ている。ここ 2、3年、大学と同窓会の間で同窓会費の代理徴収廃止とか、総会が流会すると言うことが起こっているが、ここで両者がじっくりと話合って十分問題を掘り下 げて、理解と協力の体制を、本当の意味でしっかりした両輪にしていかねばならない。 《大学同窓会挨拶》 吉原 功甲南大学同窓会会長 同窓会の行事には議決機関としての総会の次に、全国甲南会をは同窓会の大きな行事と認識している。同窓会の持っている資 金の予算の中からも、各地甲南会への支援に力を入れて行きたい。各地甲南会への参加、母校との協議、母校と学生への支援、それらが同窓会活動の大きなファ クターになっている。 《高校同窓会挨拶》 上塚 弘甲南高等学校同窓会会長 高校同窓会の総会は平成 14年から「もう一度ふりかえろう高等学校時代」をテーマに芦屋の学舎で総会を行っており、本年で3年目を迎えた。年々参加者も増え恩師の先生方を含めると約300人を超える出席者が集まるようになった。 来年の総会は、平成 17年は5月28日午後1時から芦屋の高等学校で開催予定。 《学園同窓会挨拶と報告》 福井 律 学園同窓会常任幹事 本年10月から12月にかけ、長野県松本市にある「旧制高等学校記念館」特別室において「甲南高等学校展」を開催する。目下その準備中である。本日お集まりの各地甲南会の皆様にお願いが 2つある。 • 10月9日から開催の「甲南高等学校展」に、多くの皆さんにおいで頂きたい。 • 平生先生の精神をいかに若い人に伝えて行くかという事が一番大事な事だと思う。まず小川元理事長の書かれた「平生さん物語」を読んで頂きたい。そして今の 若い人たちに平生さんというのはどういう人なのか、またどのような仕事をされたかという事を、今回の「甲南高等学校展」を通して是非知って頂きたい。 関原義伸学園同窓会常任幹事 (別 紙) 《各地甲南会活動状況報告》 堀口部長の司会により、各地甲南会から以下の活動報告があった。 報告の主なものは次の通り。 • 本年度の主要施策として、職域甲南会、体育会系、文化会系の各ネットワーク協力者との連携強化による会員の増強に、再度取り組む。 • 活動地域が広いので、 どのようにすれば少しでも多くの人が集まるか、現在色々と検討している。 • 学園と同窓会は、車の両輪であると言いながら、実際のところ、一昨年の同窓会総会の揉め事と、今度の理事会での同窓会費の代理徴収廃止を決定した事の間 に、人物的にも本題的にも繋がりがあると考える。同窓会員であり、理事でもある方が、何故そのような行動をとったのか問題。 • 吉川会長の挨拶でも触れられているが、私たちは母校たる甲南とは縁を切ることは出来ない。そういう意味で、学園と同窓会の両輪がスムーズにいくように切に願いたい。 • 会の運営上の悩みの一つは、若い人がなかなか出てこないので何とか若返りを図りたい。 • 今後、各地甲南会を表敬訪問することを企画している。悩みは次の幹事である。 • 若い会員の参加が少ない。高齢者の考え方と若い方々の考え方のすり合わせが難しい。今の若い会員は、会に行って何がある、一体何の得があるのかということで計る。親睦後に何か得になるものがないと魅力が無く来ない。 • 若い会員の出席率が悪く、仲良し会のような会合になっている。 • 代理徴収の問題で一言申し上げたい。 先程吉川・原両会長からお話があったが、全く同感である。正に学園当局と同窓会は車の両輪であり、これがスムーズ に快調に動くことが基本である。しかしながら現状は何か故障があり、ギクシャクしていることが一番の問題だ。我々各地甲南会も、一日も早く和解が出来ない かと思っている。 早く学園と同窓会が手をつないで、将来の甲南学園の発展に向かって努力することが、我々の切なる願いであることを申し上げたい。 • IT時代に対応する意味で、幹事の若返りをしたい。女性幹事の増員に取りむ。 • 年に1~2度、他の甲南会ではないようなイベント、ファミリー的な要素を取り入れた企画を行なっていきたい。 • 若い人の集まりが悪い。原因としては、例会の場所・プログラムが魅力を失っているからかなとも思う。 • 若い30代、中堅の40代を会長・幹事長に据えた。この結果若い人が集まり、入会率のアップに繋がった。 • 当会は平成卒が多く非常に出席率が良い。若い会員は、同窓会のメリットは商売に即生かせる事と考えておられる会員が多い。 • 若い方と女性の参加者の増加をいかにはかるかが課題。行事の時間や曜日等、 試行錯誤の最中で、なかなか定着していないのが現状。 《 来賓挨拶 》 ①片岡睦夫甲南学園常務理事 甲南学園は非常に厳しい競争社会下にあり、今後一層発展させていくには、教学の充実と財政基盤の強化による財政の健全化の2本柱が大切だと認識している。皆様の支援をお願いしたい。 ②杉村芳美甲南大学学長 法科大学院(ロースクール)は、今年4月にスタートした。司法制度改革に伴う新しい司法試験合格を目指して、教員・学生共々非常に頑張っている。卒業生のおられる企業の一層の支援をお願いしたい。 ③樋口英雄甲南高等学校校長 去年秋に立ち上げた将来構想検討委員会で、中学・高校の将来のあり方について、広く議論をしてもらっている。 その中でも35人学級の実現が検討されており、将来的には大学のEBAコースやロースクールとリンクも視野に入れている。合わせて全体の学力向上を果たしていきたいと考えている。 ④近藤靖宏トウレーヌ甲南学園理事長 トウレーヌ甲南学園は、ロアール川中流の風光明媚な素晴らしい環境に立地している。現地の有力者にも理事に加わって頂き、円滑な運営が行われている。 今後、一層の広報が必要と考えており、いろいろなところで、ご紹介頂きたい。 《閉会挨拶》 西野大学同窓会副会長 より閉会の挨拶があり、終了した。 |