<現役学生&OBOG懇談会>のご報告
≪就職活動サポート 「現役学生&OB・OG懇談会」開催報告≫
文部科学省の発表〔10月1日〕によると2011年卒業の学生の就職内定率は過去最低の57.6%。 12月の時点で50%を下回る大学もあるとの報道も流れている。甲南大学キャリアセンターでは2012年卒業の学生(現在3回生)を対象に就活支援企画としてOB・OG懇談会を実施した。
この企画は昭和30年代から同窓会が支援を続けるもので、近年に本学を卒業、就職した先輩を招いて、自ら体験した就職戦線の状況を語ってもらうというもの。"職場の紹介"や"就職活動の体験談""エントリーシートの書き方""面接のコツ"など、現役3回生にとっては見逃すことの出来ない内容。今年は11月27日(土)と12月11日(土)に実施された。講師役には地元関西をはじめ関東、四国、九州から45人の卒業生が参加、企業別40個のブースで解説、相談に当たった。参加した学生は1450人。学生たちは自由に選択できるブースで先輩からの"親身になった就活の心得"を熱心に聞き入った。学生からの途切れることのない質問に、どのブースでも休憩時間も休まず丁寧に温かい対応を返し続けたOBたちの姿、それは"甲南スピリッツ"そのものだった。
参加した学生からは「大学の講義は聞くだけという受身の形だがこの懇談会では積極的に質問すれば自分の知りたいことが聞けた」「積極的に質問をすることの大切さに気づいた」「OBのやさしいリードで積極性が育まれた」などの感想が。講師役のOBは「3年前は求人も多く就活は活発に進められた。去年そして今年と年々おとなしくなっているようだが、がんばってほしい」「自分たちもかつては社会で活躍する先輩諸氏の話を聞いたのが大いに役立った、こうした企画は今後も続けてほしい」などと話した。
この企画を担当する藤本孝二、同窓会学生支援部長は「状況の厳しさを改めて受け止めた。既に来年度の計画の重要項目に上げているが、同窓会ならではの支援のあり方をさらに検討していきたい」と語った。
「開会の挨拶に立つ中川路勤同窓会幹事長」
「懇談会は1回30分、休憩10分の繰り返しで40社、
40個の個別ブースで開催された。」
「休憩時間も返上、熱いメッセージを返す講師役のOBたち」