旧制甲南高等学校同窓会が解散
旧制甲南高等学校同窓会の解散式が2017年3月18日、甲南大学岡本キャンパス1号館南にある甲南学園創設者・平生釟三郎先生の寿像前で開かれました。
解散式には、旧制の同窓生をはじめ、大学同窓会や学園関係者ら約60人が出席。大島純義・旧制同窓会長の開会の辞で始まり、甲南学園の𠮷英成理事長、大学同窓会の立野純三会長らから「はなむけの言葉」が贈られた後、参加者全員が、寿像前に真っ赤なカーネーションを献花して校歌を斉唱しました。
解散式後、同窓生らは1号館の記念資料館を見学し、平生先生の思い出や戦禍に翻弄された青春時代に思いをはせていました。そして、平生記念館に異動し、昼食をとりながら思い出話に花を咲かせました。
旧制甲南高等学校同窓会は、旧制甲南高等学校(1923~1950年)の卒業生でつくる会で、平生先生の「世界に通用する紳士たれ」という教えを胸に、27年間に約1800名の優秀な人材が世に羽ばたき、社会の第一線で活躍して戦後復興、高度成長に貢献しました。今では、一番若い卒業生でも85歳となり、高齢化のため、いったんこれまでの活動に区切りをつけることになりました。4月からは「旧制甲南会」として活動を続けます。
(広報部長 冨居雅人)