平成20年度総会のご報告
20年度の総会を開く
北摂甲東甲南会の平成20年度総会が、年度末を控えた平成21年3月14日に豊中市のホテル・アイボリーで開催された。
総会開催に先立ち役員会の方針に従って、京都府境の天王山から兵庫県の六甲山まで北摂地方の広大な地域を活動地域としているため、これを母校との親和や会員相互の親睦の実を一層挙げるために適正規模に分割する検討が進められ、大阪府下三島地区(茨木市、高槻市、吹田市、摂津市、島本町)については、柳沢正副会長や有村清副幹事長らを中心に分離独立の発起人会を北摂甲東甲南会内部に編成し、検討を続けていた。
そして3月8日の発起人会で会則案をはじめ、事業計画案や予算案も審議し、正式に方針を確定し、吉田会長あてに申請した。
この議題を上提するために開催日が上記の日となったものである。
当日は先ず、砂原教男副会長(大阪府立大学名誉教授)から「平生先生がめざした学校とは」と題する卓話を聞き、母校の目指した理想について改めて認識を深めた。
続いて甲南大学同窓会から中川路勤幹事長と潮先康夫組織部長に出席いただいたが、代表して中川路幹事長からの挨拶をいただき、続いて甲南学園募金室課長の谷口純司さんから挨拶をいただいた。両人とも同窓生である。
ここで、久しぶりに出席された北摂甲東甲南会副会長で、甲南学園副理事長の重責を担う片岡睦夫さんからご挨拶をいただいた。
議事に移り、砂原副会長から平成20年度事業報告(平成19年度事業報告は昨年3月の総会に「中間」として報告したが、その後、変更点はなかった事を付言し、本年も「中間」と称して実質的な20年度の事業報告を先取りして行ったもの)、平成19年度決算報告、平成21年度事業計画及び予算がはかられ、承認された。
続いて、北摂甲東甲南会会則第6条に定める、活動地域から三島地区を削除するものである。
同窓会の支部規程によって、分離独立にはこの議決が必要であり、砂原副会長から「昨年、兵庫県地域を独立させる検討を行ったがうまく進まなかった。
「今回は円満に話が進んだので上提する」旨の説明があり、承認された。
議事を終了したので懇親会に移り、昭和17年に旧制高校文科を卒業された大先輩、北摂甲東甲南会顧問の衣笠茂さんからご挨拶と乾杯の音頭を取っていただき、中華料理の卓を囲んでなごやかな懇親に移った。
席上で全出席者からテーブルスピーチがあり、途中で同窓会が作成した旧制甲南高校校歌などを収録し甲南学園創立85周年記念「甲南学園寮歌第二集」のCDなどが当たる福引きも行われた。
最後に、北摂甲東甲南会顧問でやはり大先輩の関原義伸さんから、新発足する大阪三島甲南会の今後を祝う意味を含めた万歳三唱の音頭が取られ、新しい大阪三島甲南会の会長に予定されている柳沢正副会長から閉会の挨拶があり、散会した。
文 責:田上綱彦(36年 経済卒)