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同窓会事務局

2021年度 第1回 評議委員会が開かれました

2021.05.31

 2021年度 第1回の評議委員会が4月24日、神戸市東灘区の平生記念館で開かれました。2020年度に丹羽新体制始動とともに改選された評議委員ですが、2020年度は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、同窓生の生命を守る観点から実際に集まっての会議が中止を余儀なくされました。代わりに計7回にわたり、書類による理事会決議事項の報告や、テーマを設けた意見集約などを続けてきました。今回は、大学同窓会の理事会や部長会で運用を続けてきたオンラインによる会議を、評議委員会でも運用するかたちで開催しました。

 この日は、平生記念館を拠点に、リアルとオンラインを併用した形式で開催。甲南学園から長坂悦敬理事長、中井伊都子甲南大学学長、片山勉副理事長ら来賓をお迎えし、会長はじめ理事、評議委員計74人が出席しました。

 丹羽一郎会長(S51経)が「新体制になって初の評議委員会。兵庫県に3度目の緊急事態宣言が発令されるが、くれぐれも注意してほしい。3月25日の学位授与式では卒業生は代表者のみが出席し、4月1日の入学宣誓式は3回に分け講堂で開かれた。保護者は出席できませんでしたが、厳粛な良い式だった。経済面で苦境にある学生の支援についても引き続き取り組みたいので、忌憚なきご意見をいただきたいと思います」と開会の挨拶をしました。

 長坂理事長からは「2020年度は大学同窓会からの支援があり、甲南生は乗り切れた。感謝しています。75%の学生がキャンパスに戻ってきたが、緊急事態宣言発令で再びオンライン授業が主になる。こんな時こそ、平生釟三郎先生の『共働互助』の精神が大切。また、卒業生には月に1度は甲南を思い出してもらえるよう4月21日の創立記念日にメールマガジン<KONAN-PLANET>を始めた。ぜひ登録してください」と挨拶をいただきました。

 中井伊都子学長からは「昨年度、コロナ禍で家計が急変した学生を、同窓会に支援していただいたことで、コロナが理由の退学者がなかった。感謝しています。甲南大学のさらなる進化を目指した<KONAN U. VISION 2025>を定めた。このサイズの大学だからこそできる横断型の利点を生かした人物教育を強力に推し進め、基本方針・施策に沿って、実現に取り組んでいきたいと思います」との言葉をいただきました。

 評議委員会の議事では、道満善弘幹事長(S54経)から、2020年度活動実績と決算予想について報告があり、続いて2021年度活動計画について、テーマを「蒔こう!変革の種子!! ―開学70周年を迎えて―」と定めたことについての説明がありました。その後、池田雅仁総務部長(S60営)、後藤崇組織部長(S56営)、深尾真理子事業部副部長(S54文)、冨居雅人広報部長(S62文)、吉井正幸長期計画部長(S49経)から、それぞれ各部の活動計画について説明がありました。また、2021年度予算については、2020年度実績がコロナ禍で参考にならないため、2020年度予算と比較しながら説明がありました。

 オンラインの利点を生かして、理事や評議委員個々を一人ずつ画面でアップにして紹介する時間もあり、普段とは異なる委員同士の交流となりました。また、ロスアンゼルス甲南会の川本美子会長(S46文)から評議委員代表で挨拶があり、「米国ではワクチン接種が進み、私はすでに2回打った。こちらから日本を見ていると、コロナの感染防止についてとてもゆるく感じる。こちらは厳しく、1年以上、人にも会えず、ステイホームを守っている。日本の皆さんも十分注意してほしい。実際にお会いできる日が来るのを願っています」と呼びかけました。

 出席した評議委員からは意見発表もあり、片山小百合さん(H2経)は、これからの大学同窓会活動について「同窓生と学生の交流は、学生のキャリア形成の面をはじめ、多くの利点がある。組織的にも、大学のブランディングに寄与するため、積極的にアピールしていくべきと考えます」と提言。川上茂樹さん(H1文)は「同窓生向けのオンラインイベントの機会を増やしてほしい。コロナ禍で各地甲南会の行事がストップしている。同窓会本部が率先して実施することで、各地への浸透を図ってほしい。オンラインは距離的、時間的な壁をなくしてくれた。各地甲南会からも積極的に参加して、ノウハウを得ていくのがよいと思います」と述べました。

 最後に、丸谷昭博副会長(S48理)が「ようやく丹羽体制による評議委員会が開催できた。コロナ禍の催しや会議は、オンラインを活用していく必要がある。トラブルを乗り越え、しっかりやっていきましょう」と挨拶し、閉会しました。

(広報部)

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