同窓会事務局
第2回「世界甲南会」が開かれました
オンラインで世界各地の甲南会の代表が集う「世界甲南会」が2021年5月15日、平生記念館を拠点にオンラインで開催され、海外6、国内24の計30甲南会が参加して、コロナ禍の状況や今後の活動について意見交換しました。
昨年10月のオール甲南の集いで初開催されたのに続き、2回目。コロナ禍で同窓会活動が休止や規模縮小を余儀なくされる中で、集いのかたちの主流になっているWebの世界に新たな活動の可能性を求め、オンラインならではの利点を生かし、地球規模で同窓生の交流を深めようと開催された。
この日は午後1時半に開会。まず大学同窓会の丹羽一郎会長が「フィリピンに新しく仲間が増えた。みなさんと祝いたい。去年、第1回の世界甲南会をオール甲南の集いで開催した。コロナがもたらした中で唯一、よかったことだろうか。こうして世界中がつながれるのは素晴らしい。こうした集い方を充実させながら、大学開学70周年を迎えた甲南のネットワークが、ますます世界に広がっていくことを願い、きょうは知恵を出し合っていく場にしたい」と開会の挨拶。
各地甲南会を代表して宝塚甲南会の白石朋康会長が開会の挨拶。「長い間、全国甲南会は、仲間の声が聞ける唯一の貴重な場だった。小林会長態勢の下で評議委員制度ができ、各地甲南会からの意見がスムーズに反映されるようになった。それが世界に広がったのは、本当に素晴らしい。この貴重な時間を存分に利用して、各地甲南会にとって飛躍の契機になっていくことを祈念する」と述べました。
続いて、来賓としてオンライン出席の甲南学園・長坂悦敬理事長が「こうして皆さんのお顔を見られるのは励みになる。きょう、世界とつながるだけで、もうワクワクしている。経営学部1年の青山選手が世界リレーで4位になった。現役の甲南生が五輪に出場するかもしれない。ぜひ、応援をよろしくお願いいたします」。また、「Webサイトの<甲南プラネット>を立ち上げた。会員は5000人近くになった。ぜひ多くの同窓生にご参加いただきたい」と話されました。同じく甲南大学・中井伊都子学長は「今年、開学70周年を迎えた。同窓会によるコロナ禍の学生支援、スタイリッシュに朝食をなど、ありがとうございます。あるとき、1年生に甲南の魅力を聞いてみたら『卒業生が自分たちのことを気にしてくれている。そんな卒業生がいる大学に入ってよかった』という声があった」と、同窓会の学生支援に感謝を述べられました。
海外からは、現地時間午前零時半のテキサスや、ロスアンゼルス甲南会の米国からをはじめ、フィリピン、インドネシア、シンガポール、シドニーのアジア・オセアニア地域からも参加。各甲南会の会長らは、日本よりひと足早く進むワクチン接種の現状や、日本よりもはるかに厳しい国のコロナ感染防止対策などについて報告し、一向に収束の見えない日本を心配するとともに、一刻も早く収まるよう励ましの言葉が相次ぎました。
国内の各地甲南会からも、リアルに集う活動ができない現状やワクチン接種が落ち着き、収束し始めるのを期待して、今年後半から活動を再開したい旨の報告が相次ぎました。また、役員会をオンラインでするとともに、講演会などで会員に徐々に慣れてもらいながら会を重ねている報告や、地域内の会員だけで少人数のリアルな開催を始めた甲南会からの報告も数件ありました。
最後には、東海甲南会の西周一郎会長が「先輩がつないできてくださった同窓会の長い歴史の中では、このコロナ禍はほんの一瞬。各地甲南会でさまざまな挑戦をされている。甲南会同士で惜しみなく取り組みを共有し、今こそ甲南の仲間の底なしの力や異次元の発想を結集し、同窓会活動を新たなステージに向けて飛躍させられるよう、一緒に頑張っていきたい」と挨拶。
大学同窓会の樫畑直尚副会長が「人、モノ、カネ、情報がボーダーレスに動く時代。こうして地球を舞台に甲南の卒業生が活躍しているところをつぶさに見られる場はありがたいと思う。今後も世界甲南会、甲南の集まりが、大きなつながりになっていくことを願っている」と閉会の辞を述べ、学園歌の流れる中、出席者が笑顔で手を振る映像が流れて終了となりました。
(広報部)
※参加甲南会は次の通り。
海外=ロスアンゼルス、テキサス、フィリピン、インドネシア、シンガポール、シドニー
国内=東北、東京、信州、東海、福井、京都、大阪、泉州、宝塚、阪神、神戸、明石、東播磨、姫路、但馬、淡路、奈良、和歌山、岡山、西中国、香川、愛媛、高知、福岡