同窓会事務局
法人化後初の総会が開かれました
一般社団法人甲南大学同窓会甲南会の総会が6月24日、甲南大学岡本キャンパスで開催されました。同窓会が法人化されてから初めての総会とあって、例年の総会とは形式が異なり、まず午後3時から「社員総会」に出席する社員選出のための「会員総会」を開催し、会員総会で選任された社員ら121人が、続いて開かれた社員総会に臨みました。
はじめに開かれた会員総会は、学園歌斉唱で始まり、同窓会の丹羽一郎会長が「きょうは一般社団法人になった同窓会の記念すべき総会の日。永遠に歴史に刻まれる日です。皆さん、誇りに思ってほしい。社会的に責任ある団体にならねばということで法人化した。催行の議決権を持つ社員としてこの一年間、よろしくお願いしたい。毎年社員が入れ替わり、新陳代謝を繰り返しながら、しっかりとした組織にしてきたい」と挨拶しました。
定款に従って丹羽会長が議長となり、司会の荒川裕紀常務理事(総務部長)から「本会員総会の出席者は121人」との報告があり、議事録署名人2人が指名された後、「社員候補者選任」の議事に入りました。出席者からの法的な質問が寄せられ、高松直樹法務アドバイザーから「社員は基本的に理事の活動を監視するのが職務。株式会社でいう株主にあたる。社員になっても勤務先の兼業禁止の就労規則に抵触はしないと考えるが、念のため勤務先で確認を」「社員の任期は来年の社員総会が開かれるまで」などと解説。組織の女性の少なさやダイバーシティー(多様性)の在り方を問う質問には、丹羽会長が「女性の数だけでなく、若い人そのものの参加も含めた多様な組織運営を目指したい」と応えました。
その後、拍手で121人の社員選任が承認され、会員総会は閉会しました。
続いて社員総会が開かれました。冒頭、丹羽会長が「皆さんは正式に社員になられた。甲窓で告知した議案に従って進めます」と挨拶。荒川総務部長から「出席者121人」の報告があり、議事録署名人2人が指名された後、議事に入りました。
道満善弘専務理事から、2022年度の事業・活動報告と決算書報が、山本正明監事から監査報告があり、拍手で承認されました。続いて、道満専務理事から2023年度の活動テーマが示され、総務・財経・組織・事業・広報・長期計画・Web推進・渉外の各部長(常務理事)から活動方針が説明されました。質疑では「各地甲南会同士の交流事業に補助を出してほしい」「地域貢献活動は何をすればいいのか」「若い学生に参加してもらうための活動を重点的にできるよう指導してほしい」「各地甲南会への補助を手続きなしでしてほしい」などの意見が出され、各担当部長らが返答。丹羽会長が「貴重なご意見参考に、今後の活動に生かしていきたい」と応えました。その後、事業・活動計画、予算は拍手で承認されました。
閉会にあたり樫畑直尚副会長が「歴史に残る、記念すべき総会が白熱した議論の中で終えられるはよかった。これからもアップグレードしていきたい。法人化に関しては、丹羽会長の年度だけでなく、その前の立野会長時代から準備を進めてきた。二人の会長がエネルギーを注ぎ、練りに練ってこの日を迎えられた。あらためて拍手を贈りたい」と挨拶。「ウクライナ、ミャンマー、子どもの虐待など最近の暗いニュースに触れるたび、『正しく、強く、朗らかに』という平生釟三郎先生の言葉を思い出す。いま、時代はこの言葉必要としているのではないだろうか。この平生先生の訓えを社会に伝えていきましょう」と締めくくりました。
総会開催後はiCommons(アイコモンズ)の大食堂で、甲南学園から長坂悦敬理事長、中井伊都子学長らをはじめ、高等学校同窓会や旧制甲南会の幹部も出席して交流会が開かれました。
(広報部)