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同窓会事務局

「寮歌の祭典」盛大に開催 新春寮歌祭イン甲南

2025.01.27

旧制高等学校からの歴史を受け継ぐ寮歌の祭典「新春寮歌祭イン甲南」が2025年1月11日、JR東京駅前のサピアタワー6階コンファレンスルーム(東京都千代田区丸の内1)でありました。毎年十数回開催される寮歌祭の第一弾。毎年、この「新春寮歌祭イン甲南」から、全国各地で催される寮歌祭の1年が始まります。甲南の19人をはじめ、今年は30校から、旧制卒業生7人を含む約90人が参加して盛大に行われました。

主催は東京甲南会で、日本寮歌振興会が後援、甲南学園と甲南大学同窓会甲南会が協賛。今回は、桜梅桃李の会結成の効果もあり、学習院桜友会から1人、成蹊会3人の参加が久しぶりにありました。

祭典は正午、実行委員長の山本敏雄氏(S43経)と、三木勝行氏(S54経)の司会で始まり、山形高の吉野重彦氏が「旧制最後の卒業生が出て90年の節目にコロナ禍が始まり、歌う機会は減ったが、きょうは甲南の皆さんのお力を得て立派な時間にしましょう」と開会宣言。日本寮歌振興会の高井和伸会長も「新年早々、東京のど真ん中で開催していただいた甲南の皆さんに感謝」と祝辞を述べました。台北高の川平朝清氏の音頭で乾杯し、甲南による「沈黙の鐘」で歌唱が始まりました。

北から順に歌唱が進む中、一高の出番では、東京大学で日本の音楽を研究するドイツ人教授ヘルマン・ゴチェフスキ氏が、当時の生徒たち自身が作詞作曲を手掛け、時代の空気と高い文化性を伝える寮歌の魅力や価値について解説。学習院、成蹊の歌唱では、甲南も応援して盛り上げました。中入りでは、女性参加者らが「琵琶湖周航の歌」を合唱。最後は、全参加者が会場を輪になって歩きながら、一高の「嗚呼玉杯に」を斉唱して締めくくりました。閉会挨拶では日本寮歌祭の藤村延魚実行委員長が「当時、生徒自身が作詞作曲した素晴らしい歌は、今や国際的にも注目されている。文化財として後世に残していきたい」と述べました。

(新春寮歌祭イン甲南 実行委員会)

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