甲南多士済々
關基久さん
ライブ経営
新人発掘も
多士済々一覧
大阪からジャズの息吹を
大阪・東梅田から、ジャズの熱い息吹を・・・。全国でも珍しい毎日ジャズのライブがある「ロイヤルホース」のオーナー。開店から35年余、重厚な店内は当時のまま。世界的に有名な外国人アーティストは勿論、国内外を問わず、人気実力を伴うアーティストが連日連夜出演する大阪を代表する老舗として、老若男女を問わず幅広いファン層に支持されている。
阿川泰子、マリーン、小野リサらの関西でのデビューのステージにもなった。日本でブームの綾戸智絵も関西時代は、毎週出演していた。最近は、音楽は国境を越え、ジャンルに分けるべきではないとの趣旨から、ジャズ、ラテン、ブルース、ロックは勿論、幅広く生音の文化を表現。
94年には、「REOMA NOW SOUND JAZZ FESTIVAL」のプロデューサーとして抜擢以来、その繊細で奇抜な企画力を認められプロデュース業にも、その手腕を発揮。
甲南中学時代からの旧友である能楽大倉小鼓方十六世宗家大鼓方宗家預りの大倉源次郎の、能楽DVD「大和秦曲抄」、「大和秦曲抄Ⅱ、五体風姿」の制作監修も務める。
なお、「大和秦曲抄」の推薦文はニューヨーク在住、現代美術の写真表現において第一線で活躍する杉本博司が、第2作の「大和秦曲抄Ⅱ、五体風姿」の解説文は、ベストセラー作家であり哲学者の内田樹が担当、また両作品とも、これまた、甲南中学時代からの旧友であり、俳誌「ホトトギス」編集長。平成12年財団法人虚子記念文学館理事。平成13年社団法人日本伝統俳句協会常務理事の稲畑廣太郎が各演目ことに一句浮かべている。
アマチュア、新人の発掘にも精力的で、甲南大学のビッグバンドは勿論、関西の大学のビッグバンドの出演場所としても提供している他、各レコード会社のプロデューサーと親交が深く、日本狭しと全国のオーディションの審査員としても活躍。
平成27年7月20日永眠されました。
ご冥福をお祈り致します。